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「言玉のほほえみ」春号へ投稿させていただきました。



砺波洋子事務所発行、「言玉のほほえみ」に今年も”アーユルヴェーダを暮らしに活かす”と題して記事を書かせていただくことになりました!できるだけ多くの方に、生き方のヒントをお届けできればとても嬉しいです。ありがとうございます。
今年は、意識について考えていきたいと思います。2020年を前に、新元号も発令されました。だんだんと政治、経済、医療、食、教育などが変化してきています。ゆれる心を持ちながら歩いていくのは誰も皆同じです。最古の医学といわれるアーユルヴェーダの知恵から、変化していく私たちのそれぞれの生き方を学んでいきましょう。よろしくお願いいたします。

「心と身体のはざま」
この季節、花粉によって目のかゆみや鼻水やくしゃみに悩まされる方も多いと思いますが、アーユルヴェーダでは気温が上昇すると体内で過剰になった粘液が悪化すると考えます。もちろん熱が悪いわけでも花粉が悪いわけでもなく、体内の過剰な油分糖分などで症状が出るということなのです。つまり、ついつい食べてしまうとか、やりたいけどできない、人の話を聞けない、自分を変えられない、など複雑な「ココロ」が原因のようです。なぜそのようなことが起きるのでしょうか? そうした「ココロ」について考えてみたいと思います。

現代科学では心と体を離してきましたが、アーユルヴェーダではこの2つは分かちがたく同居しています。例えば怒りがピッタを増やして炎症が生じるとか、体内にカパ(粘液質)が増えると物事に執着する、忙しい毎日がヴァータを増やして神経質になり身体のあちこちに痛みが生じるなどです。古典にも精神を安定させる心の持ち方や生活の工夫が多く説かれていて、実際治療で身体が回復するとともに幸福に満たされ人生観まで変わってしまう方も多いのです。とはいえ、現実には意識や環境は簡単に変えることができないのもまた事実です。

現状でもできることは何かと考えると、それは五感へのフォーカスです。五感が安心する心地よいものを日々感じてみるのです。天然素材の洋服や、気が安らぐ音を聴く、自然の中で良い空気を吸って一人の時間を過ごす。気持ちの良い人、動物や植物と触れ合う時間。食物を丸ごと丁寧に調理して色々な味を食してみる。たとえ小さな出来事でも、度重なるうち身体が反応してきます。

心地よい方に魅かれていく身体を観察して、自分に足りないものや多すぎるもの(ドーシャ)が何かを身体で感じ取ってみてください。

心と身体のちょうど間にあるものが感覚器官です。その感覚器官を通して、一つは心を、一つは身体を見つめてみるのです。私たちが生きている世界は五大元素の空・風・火・水・地から成り立っている、そしてこの五大元素は五唯(音触色味香)からできたとされ、五感へと関連するのです。アーユルヴェーダでは、病は意識の乱れから生じるといわれています。心身が崩れる負のスパイラルに入っているとき、外の情報を探すのではなく、内の自分へ向かうことに解決のヒントがありそうです。

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